◆スコッチテリアの性格◆
一言で言いますと「がんこ者」であり、生涯主人を一人と決めてしまうところから、
ワンマンドッグとも言われています。イギリスではダイハード(不死身野郎)と
呼ばれ、イギリス人気質に合い、かわいがられ続けています。
そもそもは穴熊捕りの猟犬として重宝がられ、ハンティングの際には主人と共に
行動し、何時間でも穴熊が顔を出すまで自分の気配を消して待ちつづけ、ひとたび
獲物が穴から顔でも出そうものなら大きな顔で威嚇して、その数秒後には耳や足等
を鋭く硬い牙にて噛み、獲物を穴から引き出し噛み伏してしまう有能な狩猟犬で
ありました。どんな大きな犬が横を通ろうとも知らん顔をきめこんでいるが、
相手が構えると自分の足を地に精一杯張りつけ、いつでもかかって来いという
ポーズで相手を威嚇します。
この体型と性格のアンバランスさが、愛好家たちをひきつけるのではないで
しょうか。
育て方は、おおらかに育ててやってください。
ペットの延長がショードッグであると私は考えています。
ただ、ショードッグの場合は 少し教えなければならないことがあります。
生後5ヶ月位から徐々に教えてゆきます。
それまでは 「お座り」 「お手」 は教えないでください。
ドッグショーの会場では 「立って待つ」 と 「正しく歩行する」 ことが基本です
ので、一様しつけからこの2点をのぞいてください。
また、耳の汚れには常に注意を払ってください。外耳炎にならないように、
汚れを蒸布や綿棒でふいてやり、常にきれいにするよう心がけてください。