戻る 英国名門 第４９家系
1934年英国のＤ.Ｓ.キャスパーズ夫人が著した｢スコティッシュ.ペディグリーズ」
という本の中で英国でチャンピオンを輩出した家系を整理し、57家系に分類しま
した。(1951年と1962年に補追版を著した）その中の第49家系（ファミリー49）が
現在ランドローズが繁殖しているスコティッシュテリアの家系です。
(現在は当時より4家系増えて61家系まであります。)
この家系番号は、英国でチャンピオンが輩出された家系のみが付与され、
チャンピオンを輩出できない家系には番号が与えられません。 この家系の最初の
チャンピオンは1946年生まれのデザート・ザリナといい、このザリナのラインから
歴史的な名犬ＣＨ．ギルシープリンシパル・ガール（牝）が出現し、やがて７頭の
英国ＣＨ．の母となり、その娘のうちの１頭、ＣＨ．ギルシーハイランド・ラスが
５頭の英国ＣＨ．の母となり、その娘の ＣＨ．ギルソンセレナーデのラインから
51回優勝したＣＨ．ワイルダーミスト・クララを出現させました。
（いまだにこの記録はやぶられていません） そしてプリンシパル・ガールの娘の
ヘザーベルのラインから、今のタムジン犬舎が始まりました。
代表的なタムジンのスコッチとしてＣＨ．タムジン・トータル・エチケット(牝)
がいます。 ＣＨ．ワイルダーミスト・クララに次ぐ27回優勝という大変な記録を
もっています。 ランドローズが繁殖したスコッチの血統書のなかでこの名犬は、
おばあさんか、ひいおばあさんぐらいに必ず載っています。
今、わが家で横で上を向いて寝ている愛犬の血液の中には、デザート・ザリナから始まって
タムジン・トータル・エチケットまでがぎっしりつまっています。
もちろん体型だけでなく性格もすぐれています。
以上